自然と触れ合うようなキスは、でもちょっと強引なキスは、あたしを優しく包み込むように甘く甘くとろけた。

軽く触れて離れた唇は熱を帯びていた。

これが恋の味と言うのだろうか。

なんだか酸っぱくて、でも後味はものすごく甘い。

胸の奥はキュンとしてなんだか温かい。


初めて知った恋の味。

あたしのファーストキスは大好きな人と…。


唇が離れてあたしの顔はきっと真っ赤だったろうに違いない。


でも心から思えるんだ、

ファーストキスの相手が悠哉で良かった。

悠哉じゃなきゃダメだった。


今日1日であたしと悠哉の気持ちは、今までより一段と重なった。