天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ

(ひひひ、一捻り!)

内心ガクプル状態の遥。

しかし龍太郎と天眞は怯まない。

元々この二人は喧嘩っ早い性格だ。

居丈高に出られると反抗したくなる性質なのだ。

「何よその言い草!」

「てめぇなんざ親の七光りみたいなもんなんだろ?」

「おっと、その発言は聞き捨てなりませんね」

龍太郎の言葉に穹が反論する。

「僕の地位は、僕の天才的な頭脳によって自ら勝ち得たものです。僕の頭脳は『世界の至宝』だと認められた訳ですよ。決して親の代から受け継いだ訳じゃない。そういう点からしても、僕は皆さんとは地位が違うのです」

「……」

ラエクスの右腕がアームチェンジしようとする。

彼は奇しくも穹によって『自我』を獲得し、己のプライドの為に戦う事が出来るようになっている。

ここまで侮辱されて黙っている事など出来ない筈だ。