天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ

と。

「お前が今言ったではないか」

突然の声。

龍太郎達が振り向くと、そこには遥が立っていた。

「皇帝」

龍太郎が言う。

「…何よ、『今言った』って」

少し面白くなさそうな顔で呟く天眞。

その不機嫌顔にも涼しげな表情で。

「だから…お前自ら言ったではないか。『特別扱い』と。文野 穹は特別扱いが許される存在なのだ」

遥はハンドポケットのまま言ってのける。

「ちと分かりにくいの…もう少しわかりよく説明してはもらえんか、皇帝殿」

迦楼羅が改めて説明を求め、遥はそれに頷いた。

「説明も何もそのままだ。穹は特別な存在なのだよ」