「穹、お前まさかラエクスを命令の束縛から解放する為に…?」

遥が穹の真意をはかりかねて問いかけるが。

「軍の高性能ウォーロイドが命令に背き、叛旗を翻す…といってもラエクス君の責任ではありませんが…ストーリーとしては面白いと思いませんか?僕は日常が面白おかしければそれでいいのですよ」

何事もなかったかのように、穹は背を向けて歩き出す。

「さ、教室に急ぎましょう、皇帝、ラエクス君…ホームルームが始まりますよ」