天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ

「かる…ら…」

迦楼羅の横顔を見つめる天眞。

迦楼羅はいつものように不敵な笑みを浮かべている。

「クミヤンはもう『普通の女子高生』なのじゃ。そんな血腥い事をしてはならんし、考えてもならん。クミヤンはこれからも、仲間と面白おかしく学園生活を送っていかねばならんのでな」

そう言った直後。

「!!」

迦楼羅の赤い髪が立ち昇る熱風に掻き乱された。

強い輝きを放つ金色の瞳。

その全身が、炎に包まれる。

「こういう仕事は迦楼羅天の力を持つわらわの役目じゃ。神罰を以って人間の敵や仏敵を排除する、わらわのな…」

仲間の命を奪ったとあっては、もう遥やラエクス、穹は迦楼羅を友とは呼んでくれないだろう。

それでも、誰かが龍太郎を止めなければならない。

誰かが手を汚さなければならない。

ならばそれは闘神の力を持つ自分の役目。

「他の連中には、よろしく言っておいてくれ」

迦楼羅は少し寂しげに笑みを浮かべた。