天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ

迦楼羅が一歩踏み出る。

「最後通牒じゃ、龍太郎。ここで大人しくするならよし…まだオイタが過ぎるようなら、ちとキツイお灸が必要じゃが…」

「……」

彼女の言葉が、今の龍太郎に届く筈もない。

返答はせず、足さえも止めずに近づいてくる。

「馬鹿に付ける薬はないか」

迦楼羅が腰溜めに構えた。

その隣を。

「龍太郎!」

天眞が木刀を構えて突っ込む!

「あ!これ!クミヤン!」

叫ぶ迦楼羅。

龍太郎を元に戻したい。

焦る一心で、天眞は不用意に間合いを詰めてしまった。

頭上に木刀を振り上げ。

「御免!」

渾身の面を叩き込む!

鋭い一閃!

竹刀よりも重みのある木刀とは思えないほどの素早い振りで、剣閃が襲い掛かる!

それを。

「っ!」

龍太郎は動かずして止めて見せた。