天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ

迦楼羅は素手。

天眞は剣道場から持ち出してきた木刀を携えている。

「全く…わらわ達の『氣』にイカレおってからに…未熟者め」

少々キツイ口調で龍太郎を叱る迦楼羅。

彼女は彼女なりに、龍太郎に目をかけてやっていた。

それ故にこのような事態になってしまった事を腹立たしく思う。

自分がついていながら…。

不肖の弟子を叱責するような気分なのだろう。

対する天眞は。

「龍太郎っ、しっかりしなよ!」

今にもベソをかきそうな顔で龍太郎に訴えかける。

彼がこんな事になってしまったのには自分にも責任があると、天眞はそう思っている。

死力を尽くしてでも彼を元通りにする。

噛み締めた唇からは、そんな決意がこもっていた。