天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ

「まさか…」

ラエクスは眼球を赤外線モードに切り替える。

…龍太郎の全身を取り囲むように、力場が形成されているのが見て取れた。

「障壁が彼の周りに発生しています。その障壁によってライフル弾が阻まれたのでしょう」

「参りましたね…」

穹の表情からいつもの薄笑みが消える。

「『オーラにあてられる』というのがこれ程厄介とは…丹下君は超常的な力まで発現させてしまったのですね…」

ラエクスと穹のとった手段には一切間違いはなかった。

ライフル弾をも阻む障壁を発生させた龍太郎が、不自然すぎるのだ。

「流石丹下君…発現する力まで厨二病的ですね…」

穹が呆れたように呟いた。