京都マーブル・ラブストーリー


そんなこと言われるとそわそわする。

なんかやだ。
緊張してしまう。
やっぱり苦手だ。

うん、
やっぱり、
だから、
ちゃんと、
言ったほうがいい。

「あの、傘、返すから…
それから、その…もう関わ…」


じっとアタシの瞳を見て話を聞く彼に言葉が詰まる。

そんなまっすぐに見られたら関わらないでって言い出しにくい。


そして傘を差し出す手を下ろしそれ以上言葉が出ない。


「なに?」

彼はアタシに近づいて聞いてくる。

いや、
あの、
だから、
それが。