彼は踊り場の手すりに肘をついて空を眺めていた。 太陽の光に透けた彼のブラウンの髪が揺れる。 白いシャツ。 広い背中。 扉を開けたもののあまりにも彼のその後姿がキレイに見えたので言葉をかけるのを忘れるくらいだった。 「サナ?」 振り向いた彼から先に声をかける。 「あっ…うん…」 そうだ、傘。