「…大丈夫やからって油断しとったら5時間目に間に合わへんようになるで?」
とりあえず時間を気にしてるのならと思ってそう返事する。
ホントにどうしてそんなことアタシに聞いてくるんだろう?
「相変わらずサナは…」
そこまで言って堪え切れなかったように電話の向こうで鷹峯くんは笑う。
「あのなぁ!
サナがここに来いってことやの!」
「アタシが?」
「そう」
「今から?」
「そう」
「そこへ?」
「そう、
そやからこうして呼び出してんの!
わかった?」
そう言ってアタシの返事を待つことなく彼は電話を切った。

