彼が苦手すぎてこのままだとアタシは鷹峯くんに殺されかねない。 …っていうのも大袈裟かもしれないけど。 「結局自分のことは自分でやれってことかなー」 突然リノが肘をついたまま思い出したように言う。 「なにが?」 「お守り」 「ごめん、 今度はちゃんと行くから」 「もうええよ、 今度デートで彼氏と行くし」 あ、そう。 なんだ、 気にして損した。