京都マーブル・ラブストーリー


「…また雨やな、俺らが会うた昨日も雨」

なんとなく残念そうに言う彼。

そんなことないと思う。

だって彼は。


「でも…」

マーブル色の雨の中の鷹峯くんは…。

ハッとして口をつぐむ。

アタシ、
今、
変な事言いそうになった。


昨日、初めて出逢ったばかりなのに。
今日もまた同じ傘。


なんて強引。
なんて自分勝手。


でも気がつけば…
彼はアタシの中に住み始めている。