鷹峯くんは再び手を差し出しアタシのカバンのほうへ伸ばす。 「持ったるから」 「でも…」 アタシが言葉を言い終わらないうちに彼はアタシのカバンを濡れないように抱えて持つ。 傘も持ってるのに。 「…傘、アタシが…持つ」 「そお?」 彼は傘をアタシに渡す。 でも彼よりも背の低いアタシが傘を差すと少しかがんで窮屈そうな姿勢になる。