「あっ、その、 そういうんやなくて…」 「降ってきたな?」 彼は空を見上げて手を差し出す。 「え?」 「雨」 今度はアタシのほうを見てそう答える。 「飴?」 なに?突然。 飴がほしいの? 持ってたっけ、アタシ。 そう思いながらカバンの中を探る。