京都マーブル・ラブストーリー


「あーもう鳴ってしもた…」

残念そうな顔をする彼女。

ちょっと安心するアタシ。


「そうや、
ちょっと待っといて?」

そう言って彼女は急いで自分の席に戻り何かを持って戻ってきた。


「これ昨日、
電池買った店で可愛いなーって思うて買ってん。
こっちがサナ用」

リノが差し出したのは可愛いうさぎがネームプレートを抱えたキーホルダー。