京都マーブル・ラブストーリー


一緒に画面を覗き込んでたリノが嬉しそうに笑う。

「サナの想いが通じたんちゃうか?
早く出な?」

アタシは一瞬ためらったものの、
彼女のその言葉に背中を押され電話に出る。


「独り合点のアホサナ?
今から、いつもの非常階段とこに来いや?」


聞こえる声に耳が熱くなる。

そしてそれだけ言って電話は切れた。


こんな時間に?

今から?

もう最終下校時間で学校閉まるっていうのに?

だいたいアタシ、
返事もしてないじゃない。

それにアホサナって…もう。