京都マーブル・ラブストーリー


「ごめん…
あんま、意味あらへんね…」

もう、
アタシ何やってんだろ。


そして彼の肩に乗せた手を下ろそうとしたとき再び彼に腕を掴まれ反対の腕でハンカチを取り上げられる。


「わっ!」


「ありがとう、
でもコレ返してほしかったらまた会うてや?」


掴まれた腕が最初掴まれたときよりもずっともっと熱くなる。


あわわわ。


その熱はカラダ中をかけまわる。

どうした、アタシ。