「どーぞ、どーぞ」 リノは手を振って彼に応える。 ちょっとっ! 「ほんじゃまた後で!」 リノはそう言ってアタシを置いたまま機嫌よく校舎へと向かって行った。 あーっ! なんで置いてくのっ! 「えっと…」 なに、この雰囲気。 ライオンの檻に放された小動物か、 アタシは。 それくらいになんとも言えないどうしようもない感じ。