京都マーブル・ラブストーリー


「俺、強引ちゃうし」


「そんなことない。
初めて会ったときもそう言うたもん」

すると彼はうんとうなずいてからアタシの側にきて言った。


「ああ、確かに好きな子には強引になるって言うたけど。
前言撤回。
アカンし、
やっぱり強引になられへん」


そう言いながらアタシの隣に座る。

かなり密着して。


これのどこが強引じゃないっていうの。

アタシはさりげなくちょっと距離を取る。

そんなアタシの仕草を彼は笑う。