ちらっと彼の顔を見上げる。 態度は横柄だけど でもやっぱり最初思ったとおりの…。 マーブル色の雨の似合う淡くてやわらかい表情をする人。 はっとしてアタシは首を大きくぶんぶん振る。 違う、 そんなんじゃない。 「あー… アタシ一目ぼれとか信じてへんから」 「誰もそんなこと言うてへんやん」 突然のアタシの言葉に彼は呆れた顔をして答える。