京都マーブル・ラブストーリー


「…平野…くん…」

やっとの思いで言えた小さな声。


「どしたん?こんなとこで?
かくれんぼとか?」

事情がわかっていない彼はいつもの調子でアタシに話しかける。

そんなんじゃないけど。


でもいい機会かもしれない。

いつまでも聞くことができなかったこと。

彼なら知っているはずだから。


いつまでも1人でうじうじ考えてても仕方ない。