京都マーブル・ラブストーリー


アタシはもう、
何もかもが

突然で

びっくりして

いっぱい言い返したいことあったけど

掴んだ腕を離してくれなかったから

走るスピードが速かったから


…何も言い返せなかった。


アタシは彼の背中を見つめながらこのままどこか拉致られるの?
なんて不安を抱きながらも

多分、
腕を振り切って逃げ切ることもできたのに。

そうすることをしなかった自分もこころのどこかで認識していた。