アタシはもう、 何もかもが 突然で びっくりして いっぱい言い返したいことあったけど 掴んだ腕を離してくれなかったから 走るスピードが速かったから …何も言い返せなかった。 アタシは彼の背中を見つめながらこのままどこか拉致られるの? なんて不安を抱きながらも 多分、 腕を振り切って逃げ切ることもできたのに。 そうすることをしなかった自分もこころのどこかで認識していた。