「あ、ちょっと待っといて?」 今すれ違った人…。 アタシは落ちていたハンカチを拾う。 ハンカチについた埃をぱんと叩いてその落とし主の側へと行く。 「あの、 これ落としませんでしたか?」 きれいな花束を抱えていた彼女。 アタシと同じくらいの年なのかな。 でもどうして花束? ああ、そっか。 この上には墓地があるから。 誰かのお墓参りにでも行くんだろうか。