「で、遅刻」 彼は自分の腕時計を指差す。 「だれが?」 「サナ」 「ウソや! アタシここに11時過ぎに着いたもん。 それで時間に早かったしちょっとそのへん歩いてようと思って…」 「何言うてんねん? 今もう11時50分」 「なんでやさ? 時計見てや?」 アタシは自分の腕時計を彼に見せる。