ベットの横には辛そうな表情を浮かべる省吾の両親が立っていた


俺はショックで一瞬息を呑んだ


医師の話では事故のショックで一時的に記憶が飛んでいるのだろう
と言われたらしい


脚の手術もまだ控えており、徐々に回復していくでしょう


そんな風に言われたとも言っていた


とにかく無理矢理思い出させる様な事は逆に省吾に悪い影響を与え兼ねないので、まずはもう一度友達になる所から始め様と考える


この先の事も不安だが、俺は佐久間の事が気になった


智也に省吾の事を伝えるとやはり、電話の向こうでショックを受けていた


けれどアイツの回復の為には俺達だって何か協力したい


省吾の体調を考え省吾の両親と相談し、暫くの間は俺と智也が交代で見舞いに行く事になった


記憶が戻るまでは………