私は橋の上で蹲(うずくま)った。 傘は既に手から落ちていて地面に転がっている、服が汚れようが気にする気力もなかった。 何もかも思い出した。 私は親友が目の前で死んでいくのを見たんだ。 なんで忘れようとしたの? とっても大事なことなのに。 なんで……。 真子の顔が思い浮かんだ瞬間、ハッとした。 真子は私に思い出させるために幽霊になってでていたのではないか。 学校で見た女はたぶん真子だ……。 さっきの声も……。 真子は私に何を望んでいるの?