群青の月

電話と同じような事を説明された後、病室に促された。


だけど…


看護師に付いて病室に向かおうとした瞬間、心の中の不安が益々大きくなったのを感じて、踏み出した足を止めた。


「どうかされましたか?」


不思議そうな看護師に、視線を泳がせてしまう。


「やっぱり……」


「早く行きましょう?あなたの事、ずっと待ってらしたんですよ」


看護師は、不安に負けそうになっているあたしの言葉を優しく遮った。


「え……?」


それから、戸惑うあたしに柔らかい笑みが向けられた。