群青の月

ミシミシと軋むように体が痛んで、無意識のうちと顔が歪む。


目の前にいる母を見ながら、自分の身に起きた出来事を鮮明に思い出してしまった。


心の中には、色んな感情が混在(コンザイ)し始める。


その中で突出(トッシュツ)しているのは、情けなさと悔しさ…。


どうして、こんな奴があたしの母親なの……?


そう強く思った瞬間、爆発しそうな程の憎悪があたしを取り巻いた。


だけど…


愚かしい母は、そんなあたしを更に追い詰める。


「後10分もしたら次の客が来るから、さっさと起きて服を着なさい」