【Side‥柚葉】 冬夜の気持ちを聞いたエントランスでは、ただ驚く事しか出来なかったけど… 少しだけ余裕が出来た今は、彼の気持ちを素直に嬉しいと思った。 だけど… あたしはあまりにも汚れてしまっているから、その想いを受け入れる事は出来ない。 自分のせいで冬夜まで汚れてしまうのは、嫌なんだ…。 だから、心に固く蓋をして、今度こそ彼から離れる事を決めた。 今更だけど、こんな気持ちを抱く事は最初からわかっていた気がする。 あたしはきっと、それを承知の上でここにいる事を選んでいたんだ…。