お前が抱いていた心の傷は、きっと俺が思っているよりもずっと深くて。 もしかしたら、もう癒える事は無いのかもしれない。 心の傷を癒す為には、一体何をどうすればいいのだろう…。 その術を知らない代わりに、その傷がほんの少しでも癒えるように願いながら、ただ抱き締める事を選んだんだ――…。