【Side‥柚葉】 「ん……」 閉じた瞼に当たる光が眩しくて、眉をキュッとしかめる。 そっと目を開けると、ぼんやりとした視界の中に冬夜の顔があった。 その事に驚いて目を見開いた後すぐに、頭が一気に冴えた。 そんなあたしの様子を見ていた冬夜が、あたしの心の中を悟ったかのようにフワリと微笑む。 「おはよ。って言っても、もう昼過ぎなんだけどな……」 彼は苦笑しながらそう言った後、優しい表情であたしを見つめたまま続けた。 「顔色も悪くないし……。とりあえず、もう大丈夫そうだな」