家に戻って一人になると、今日見た光景を思い出してまた泣いてしまった。 携帯を開いてみても、孝太からの着信もメールもなし。 あれは、浮気じゃない。 ただ、カフェでランチをしていただけ。 もしかしたら、二人きりじゃ無かったかもしれないし。 そうそう。 浮気なんて…… 孝太がするわけないし。 信じるって決めたのに、簡単に揺らぐ自分に情けなくなった。