「そうですか」 何となく、その時の様子が想像出来て複雑な気持ちになった。 旦那さんが迎えに来て、安心すると同時に、急に一人になって、寂しくなったのではないだろうか。 なんて、余計なことだけど。 それから、他愛のない話をして、家まで送ってもらうことになった。 どうでもよいウンチクや会社の七不思議なんかを話して声を出して笑った。 うん、楽しかったんだ。 だから「送るよ」と言われた時、少しだけ、もう?なんて想ってしまった。