約束なんてしていなくても週末はずっと、一緒に過ごせると思ってた。 「ねぇ孝太、今日泊まっていく?」 「うん。そのつもりだけど」 「じゃ、明日。あ、明日は無理か。明後日、早起きして、行きたいところがあるの。」 だけど、孝太は困った顔をして…… 「カナ、ごめん。用事があるんだ」