こうしてるだけで幸せ…。



でもその幸せはインターホンによって焦りに代わった。



誰!?



もう夜中だよ!?



「大和…。誰だろう…。」

「俺が出ようか?」

「う、うん…。」



不審者!?



確実に常識のナイ人間…。



「どちら様ですか?」

「ここ柏木さんちよね?」

「そうですけど?」

「じゃぁあんたが花の彼氏ね!!」



この声…



まさか!!



「姉ちゃん!?」



あたしはびっくりして玄関に飛び出した。



「花~!!久しぶり!!暇だから遊びにきちゃった~。」

「さっきの電話では何も言ってなかったじゃん!!」

「サプラ~イズ!!」



大和はあたしと姉ちゃんの間で冷や汗をかいていた。



「取りあえず上がるわ。お茶でも出しなさいよ。」



何故かソファにでっかく座っている姉と正座している大和。



あたしは焦りながらお茶を入れた。