あなたは先生。あたしは生徒。

ごめんね夏希…。



「何が違うの?あたしってそんなに信用ない?」



夏希が怒った口調で真剣に話す。



夏希…。



「花、こっち見てよ!違うならあたしの目見て言って!!」



心が痛い…。



夏希にウソ…。



「……たし、あたし…先生が好き…。」

「花…」



今まで堪えていた涙が止めどなく溢れ出す。



言っちゃった…。



「夏希、黙っててごめん…。話し、聞いてくれる?」

「うん…。やっと話してくれるんだね…。」

「今から話すことは誰にも言わないでほしい…。」

「うん。わかった。」

「あたし、先生と付き合ってるんだ…」



夏希は目を見開き驚いた顔をしている。



予想外だったかな…。



「いつ…から?」

「転校してきた日。実はその前に知り合ってたんだ…」



あたしは大和との出会いから今に至るまでを全て夏希に話した。