あなたは先生。あたしは生徒。

ってかあたししかいないよね?


「何か、かわいくて、料理がうまくて、いい声で鳴く女だってさ~。」

「なにそれ!!中先エロい!!」

「あははははっ!!」



あたしは二人に気づかれないように笑うしかなかった。



高木さんか…。



心配だよ…。



それから毎日高木さんが大和にベタベタしている様子を見ている。



大和はテスト前で忙しいみたいで最近は二人で会えない…。



「高木さん、ぶっちゃけ中先とどこまでいったの?」



今は体育前の着替えの時間。



ここは女子更衣室。



おもしろがってクラスの女の子が高木さんに大和との関係を聞いている。



「え~、秘密!!」

「教えてよ~!!付き合ってんの?」

「付き合ってはいないよ?でも時間の問題かな?」

「それってどう言うこと?」

「昨日告ったんだぁ!!」



告った!?



大和…。



昨日の電話では何も言ってなかった…。