あなたは先生。あたしは生徒。

って何じゃこりゃ?



「もういいですか?お父さん…。ココ俺んちだし。」

「大和、大事な台詞、棒読み疑問系ってどう言う事だ!!緊迫した雰囲気が台無しじゃねぇか…」



何をしてるの?



「伊織ちゃんの時にやってくださいよ…」

「そうする!!」



親父の楽しみに付き合わされただけなのね…。



「で、結婚するんでしょ?」

「はい!!」

「そっか、よかったね花ちゃん!!」



親父もママも大和を気に入っているから大賛成!!



「それでさ、ばぁちゃんなんだけどね、じいさんと離婚して大分たったから田崎さんと熟年結婚するんだって。」

「「えぇぇぇ!!」」

「そこで、家がいらなくなるから貰ってくれるなら、花に結婚祝いだって言ってたわ!!」



貰っていいの!?



ばぁちゃんの怨念が詰まったあの家を!?



あたしと大和は快くばぁちゃんの申し出を引き受けた。



「じゃあまたね、花ちゃん!!」

「大和君もまたね!!2人とも体に気を付けるのよ!?」



こうして親父達は帰って行った。