あなたは先生。あたしは生徒。

ってわけでさっちゃんの押しに負けてしまったあたし…。



「俺は拓海!!」



さわやか好青年。



「俺は孝則~。」



背が低いかわいい系の男。



「信治でぇす!!」



軽そう…。



「一輝。」



無愛想でムカつく感じ。



やっぱり大和にかなう奴はいない。



大和が一番かっこいい!!



それぞれ自己紹介が終わり、適当に話をしていた。



「花ちゃん、あたし、孝則君狙いだからね!!」



あぁ、あのチビか…。



「花ちゃん、かわいいね!!」

「そりゃあどーも…」



一番苦手なタイプの信治が声をかけてきた。



「ねぇ俺と抜けない?」



あ?



誰があんたとなんか。



話しかけんな。



とは言えないから、



「あたし、この後予定あるの~!!」



と、笑顔で返す。



「彼氏?」

「うん。」

「マジ!?花ちゃん彼氏いんの!?俺ショック~!!」



そのままショック死してくれないかな…。



「じゃあ、そいつと別れて俺と付き合ってよ!!」



キモい!!



触るな!!



あんたと付き合うくらいならゴリラと付き合うわ!!



とは言えない。