あなたは先生。あたしは生徒。

「花、薬買ってきたから飲め。」



俺は花を起こして薬を飲ませる。



「大和、ありがとう…」

「気にすんな。何か欲しいものある?」

「アイス食べたい。」



俺はさっき買ったアイスを冷凍庫から出して花に渡した。



「イチゴだ…。」

「自分で食える?なんなら食わせてやるけど?」

「だ、大丈夫だよ。」



そう言って花はアイスを食べ始めた。



「大和、ご飯どうする?」

「花が食えるなら俺が作るよ。」

「えぇぇ!!大和作れんの!?」

「まぁ…。おかゆくらいなら?多分…。」

「大丈夫?」



花は不安そうに俺を見ている。



「病人に心配されたくねぇよ。任せとけ!!」

「じゃあ任せた!!」



アイスを食べ終わると花はまた眠りについた。



今のうちにご飯を作ろう…。



俺はスーツを脱ぎ、花の家に置いてある服に着替えた。