抱き上げた時の花の体は異常なくらい熱かった…。



熱何度あんだ?



俺は花の熱を計ってみる事にした。



39.6℃



ありすぎだろ!?



俺は冷凍庫からアイスノンを出し、花の頭の下に入れた。



薬は!?



どこにあるんだよ!!



部屋中探しても見つからない…



買いに行った方が早いな。



俺は花の部屋に戻り上着を取って薬局に行こうとした。



「大和?」

「花!?起きた?」

「帰るの?」



少し汗ばんで頬を赤くしている花。



俺は花の側に近づく。



「薬買いに行くだけ。それとも病院行くか?」

「いや…。」

「じゃあ薬買ってくっから寝てろよ?」

「ん…。帰っちゃイヤだよ?」

「帰んねぇから安心しろ。」



花は俺の言葉を聞き、安心して目を瞑る。



俺は花の家の鍵を持って薬局に向かった。



薬局で薬を買ってすぐに花の家へ戻る。



花はまだ苦しそうに寝ていた。