あなたは先生。あたしは生徒。

あ~気持ちわりぃ…。



俺こんなんで学校来ていいのか?



さっきまで飲んでたって…



酒も抜けてねぇし。



本当に教師やってていいんだろうか…



まぁいいや、教室行くか。



俺は他の先生に酒臭さがバレないようにガムを噛みながら教室へ向かった。



「お~い、ホームルームだぞ~。出席取るから席につけよ~。」

「中先元気ねぇな!?二日酔い?」

「いやぁ~。今も酔ってる~。休んでる奴手あげろー。いねぇな?欠席は0~。」

「先生??休んでる奴は手上げられないと思うけど?」

「そうだな!!じゃあ全員いるか?よし!!いるな!!」

「本当に酔っぱらってんじゃねぇよ!!」

「あはははは!!1時間目は俺の授業だったよな?もう教科書終わったから好きな事していいからな!」

「マジぃ!?流石中先!!」



やっぱり俺まだ酔ってんのか?



俺は数学準備室に向かった。



高瀬を連れて。