あなたは先生。あたしは生徒。

【花】



「花、帰ろう!!」

「ちょっと待って!!今行く!!」



あたしは最近毎日朝陽と帰る。



「今日さ、ちょっとよりたいとこあるんだけどいい?」

「いいよ!!」

「じゃあ行こう~。」



あたし達はいつも通り手を繋いで学校を出る。



「ここ!!」

「何か買うの?」

「うん、花にね!!」



連れてこられたのは若い子向けのアクセサリーショップ。



あたしに?



何でだろう。



「これください!」



朝陽は躊躇することなくネックレスを買った。



「じゃあ今から俺んちな!!」

「うん?」



こうして連れてこられた朝陽の家。



朝陽の部屋は大和のものが少ない部屋とは違って、CDやギター、雑誌や脱ぎ捨てた服が少し落ちてる。



「こっち!!」



あたしは朝陽に従いベッドの上に座った。



「はい、付けてあげる~。」



そう言って朝陽はあたしにさっき買ったネックレスをつけた。



「ありがと…。でも何で?」

「今日で1週間!!」

「何が?」

「酷いよ花…。俺と花が付き合って。」

「そっか!!ごめん…」



やっぱりあたしは最低だ…