あなたは先生。あたしは生徒。

【大和】



「いやぁ~、やっぱり若い子はいいねぇ中村先生!!」

「ははっ…」



予想通りキャバクラに連れてこられた俺…



「中村先生はいくつ~?」

「23。」

「若い~!!あたしもこんな先生だったら勉強頑張ったのになぁ~…。」

「ははは…」



俺ってキャバクラ嫌いみたいだ…



隣の女の香水がキツイ。



「中村先生!!もっと飲んで!!ここは私が持ちますから。」

「じゃぁいただきます…」



俺はグラスに入った酒を一気に飲み干した。



「先生はぁ、どんな子がタイプぅ?」

「可愛くて、料理上手。」

「あたし、先生の彼女に立候補しまぁす!!」

「あははは…」



キャバ女は無理だ。



俺は花がいいんだよ…。



花かぁ…



まだ怒ってんのかな?



「誕生日が来たら24歳なんでしょ?あたしとタメだよぉ~!!本当に付き合っちゃう?」

「あぁ。タメか…」



誕生日?



って今日何日?



もしかして明日って俺の誕生日じゃね?



まさかそれで花は怒ってたのか!?