あなたは先生。あたしは生徒。

【大和】



「はい、高瀬君コーヒー!!」

「で?何が聞きたいの?」

「いやぁ、花が最近不機嫌な理由がわかんねぇんだよ…。」

「花に聞けばいいだろ。」

「聞いたっつーの!!でも『自分で考えろ!!エロ教師!!』って言われてよ…」

「ははっ!!んで?まだ花が何で怒ってっかわかんねぇの?」

「だからこうして健ちゃんに聞いてるんじゃないか~。」

「健ちゃん言うな…。俺の口からは言えないな。」

「教えろよ~!!」

「やだね。中先が自分で気づかなきゃね!!」

「高瀬のバーカ!!成績下げてやる!!」

「エロ教師のくせに!!」

「ヒントでいいからくれ!!」

「しかたねぇな。ヒントは今日じゃなくて明日!!」

「明日!?」

「そう。これがヒント!!これ以上は言えねぇよ!?」

「それだけじゃわかんねぇ~!!」

「じゃぁ俺、夏希と約束してるから帰る!!バイバ~イ!!」

「高瀬~~……」



高瀬は帰って行ってしまった。



明日…



明日って何かあったっけ?