あなたは先生。あたしは生徒。

【大和】



「花ぁ~。会いたかった~…。」



玄関を閉めてリビングに向かう花に後ろから抱きついた。



「大和?」

「最近花に触ってねぇから死にそうだった…。」



最近は修学旅行の会議だらけで花に会いに来れなかった。



やっぱり花はいいなぁ…。



落ち着く…。



「大和、ご飯食べたら?」

「ん~。今はメシより花の方がいい。」

「大和!!ご飯!!」

「はぁい…。」



花に怒られた…。



俺は花を喰いたいのに。



しかたないから花の作ったご飯を食べる。



ンマイ。



「大和、今日はどうしたの?」

「花に会いたかったから来た。明日からも2人になれねぇじゃん?」

「そう…ですね…。」

「ごちそうさまでした。うまかった♪」

「はい!!」



花は食器を洗いにキッチンへ行ってしまった。



俺もついていくし。



洗い物をしている花に後ろから抱きついてみる。



「大和?洗いにくいんだけど…。」

「ん~。」



俺は花のうなじをそっとなぞってみた。