隣の人形


「黄色崎さん。僕は、あなたみたいに強くない」
「俺はお前みたいに弱くない」
「僕はあなたみたいにはなれないのですね」
「なる必要はない」

寺崎は、黄色崎を真っ直ぐ見つめて言った。
黄色崎の声は震えていた。