「ほんまか??」


「はいっ。ずっと隣にいて下さってありがとうございました!!」





涙を拭いて精一杯笑う彼女に


少しドキッとした


壊れそうやった目もだんだんと


普通の女の子の目に変わっていった。





「もう大丈夫です♪」


「ならよかった。ほな家まで送っていくわ」


「そんなん悪いですよっ!」


「ええの」


「ぢゃあ甘えちゃおっと♪」





彼女の家までは案外遠かった。


よお来れたナァ・・・とか思ったりしながら・・・(笑


彼女の名前は“上原優奈”。


中2


背が小さくてちょこちょこしていた


明るくてノリのいい子だった


さっきまでの壊れそうな痛々しい姿は


何処にも見えなかった。





「なんかいろいろありがとうございました!!」


「いえいえ気にすんなて」


「ぢゃあおやすみなさいっ♪」


「おやすみ~^^」





優奈が家に入るのを確認してから歩き出した


・・・俺変やったなあ。


知らん子を家まで送ってるやん


まあいろいろ話して楽しかったけど・・・


いろいろ考えてると後ろから声がした。





「大輔さんーーー!!!」


「どした!?」


「はいっ!!これ♪」





そういって渡したのはアドレスの書いた神やった。





「よかったらメールして!!」


「おう!」


「ぢゃあねっ♪」





そういうと優奈は帰っていった


おもろいやつやなぁ~


俺の優奈の第一印象やった。