少女と龍

私は泉に住む龍神と呼ばれる存在

「お前様、おはようございます」

森の少女と幸せに暮らしている

「竜姫が父様にと花を摘んで来たの、狼達がね…」

少女に似た心優しい娘と少女と沢山の笑顔の中にいる
「妻よ、今日も綺麗だな、竜姫も花をありがとう」

いつか少女と娘との別れがある時が来るはずだが今はこの幸福な時間と共に

「永久に愛すよ、愛しき妻よ」

言魂に妻との来世でも出会えるように祈りを込めて

「私も、貴方様を永久に」
今日も少女との誓いをした
「「例えこの身が滅びようとも」」